割れない食器

プラスチック製食器

2泊3日で東京へ行ってきました。2日間は息子の部屋の片づけ
と掃除です。息子が上京してひとり暮らしをはじめて一年。生活
のスタイルもようやく落ち着いてきたみたいなので、部屋全体を
見直しました。といっても、6畳一間に狭小キッチンとバス・ト
イレに、木の葉が落ちた冬季だけ遠くに富士山を望む小さなベラ
ンダだけですが…。
まず、使われた形跡のないものは撤去し空間を確保。つぎに、陶
器やガラスの食器を全部箱に詰めて物入れに。ひとり分の新しい
食器は地震対策のため全てプラスチック製に。棚には滑り止めマ
ットを敷きました。
予定より半日オーバーの作業となりましたが、狭いなりに前より
は快適になったかな? 何よりも安全・安心が最優先です。
プラスチック製の食器はわが家でも試しにどんぶりを使用中。そ
んなにチープな感じでもないし、軽いし熱くならず割れる心配が
ないので、年寄りにはいいと思います。
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Category: その他

五代目

アブラツツジ アブラツツジ

明治3年9月「庶民ニ苗字ヲ許ス」ことになって、代々の「越中屋」が現在のわが家の姓である「Ⅰ」になった。名字だったのか屋号だったのか。どうしてⅠなのか。子供の頃、父に訊いたが、落語のオチのような話で半分どころかほとんど信用していない。ご先祖が考えあぐねた末、エッチュウヤがⅠになったというのだ。
エッチュウヤ、エッチュウヤ…。一晩繰り返すと、明け方にはエッチュウヤがⅠになっていた。Ⅰには奈良時代のお達しでもあるまいに「好字二字」を充てた。寝ぼけた話じゃありませんか。ともあれ、私は五代目である。
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家系図

スイセン スイセン

わが家の家系図をつくった。25年ほど前に家内がつくった手書きのものを清書すべく、改めてわが家に残る私家版の過去帳、菩提寺の過去帳から先代住職に拾い上げてもらったメモ、それに保存してあった戸籍謄本などの資料と照合した。
そこから見えてきたものは、いつの時代も大変だったんだなぁという思いと、生きることの深淵さである。喜寿近くにもなってやっとというか、この年になったからこそというべきか、いずれにしても使命感のようなものがふつふつと湧いてきたのは確かである。児孫のためにもう少し頑張らねばならない。
Category: 壺中人

青戸室



初詣は菩提寺の成学寺(野町1丁目)へ行った。「慶應二寅」建立の墓がある。平成4年7月3日、それまで3基あった墓を一つにまとめた。生前からそれを願っていた父がやったと言うべきだろう。父の遺したお金で建て直した。
父はその3ヵ月前に他界していた。四十九日の納骨まで、お墓の造作もあって遺骨はお寺で預かってもらっていた。そんなことさえすっかり忘れていた。当時は仕事に追われそれどころではなかったようだ。家内に訊いて、もろもろのことがわかった。お墓は青戸室でつくられている。
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『おらおらでひとりいぐも』

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63歳で芥川賞を受賞した若竹千佐子さんの『おらおらでひとりいぐも』を
読みました。一晩で読んでしまいましたが、面白いので図書館の貸出期間
の二週間めいっぱい借りて、何度も読み返しました。
東北弁がいい。朴訥でリズミカルで。それに話の運びうまい。わたしの人
生とも重なり合うことも多く、何度読んでも飽きさせない。

結婚を3日後に控えた24歳の秋、東京オリンピックのファンファーレに押
し出されるように、故郷を飛び出した桃子さん。身ひとつで上野駅に降り
立ってから50年-住み込みのアルバイト、周造との出会いと結婚。二児の
誕生と成長、そして夫の死。
「この先ひとりでどやって暮らす。こまったぁどうすんべぇ」

桃子さんの容易に人と打ち解けられず、理詰めでつくづく意味を探したい
めんどうな性格は、わたしもいっしょ。専業主婦で夫と子どもたちのため
に生きてきたところも…。
老いてひとりぐらしの自由を得た桃子さんはときに寂しさに涙することも
ありますが、人は独り生きて行くのが基本だと思えるようになります。
タイトルの『おらおらでひとりいぐも』の「も」が効いています。桃子さ
んに繋がる人間関係を彷彿とさせ、決してひとりではないと安堵させてく
れます。
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